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イベント

cento-シエント- 福祉と表現にまつわる研修会

2022年1月20日(木)、2月17日(木)、3月17日(木) 各日13:00〜15:00(要予約)

このイベントは終了しました

※(1/19追記)こちらのイベントは満員御礼となりましたので申し込みを締め切らせていただきます。なにかございましたら個別にはじまりの美術館(otoiawase@hajimari-ac.com)までご連絡をお願いいたします。


対象:福祉と表現に興味・関心がある方、障害者支援施設等で表現活動のサポートに携わっている方、障害のある方等の表現活動に携わっている方をはじめ、どなたでも。
(福島県内の方の参加を優先しますが、福島県外の方の参加も可能)

参加費:無料

講師:板垣 崇志( しゃかいのくすり研究所 ・ るんびにい美術館アートディレクター)、高野 賢二さん・朝比奈 益代(クラフト工房 LaMano)、宮本 恵美・渡邊早葉(工房集)

参加方法:ZOOM
(交流のために講義以外の時間は、カメラオンでご参加ご協力お願いしております)

※連続しての参加が望ましいですが、単発での参加も可能です。
※参加にはパソコンまたはスマートフォンが必要となります。ZOOM の使い方がわからない方や自信がないという方は、個別に相談にのることも可能ですので、ご連絡ください。

定員: 各回 40 名(福島県内の方 20 名、福島県外の方 20 名程度)
※定員に達し次第、申し込みを締め切りますのでご了承ください。

主催:社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館
(令和 3 年度福島県障がい者芸術文化活動支援センター事業)


「どうしたらもっとこの方の魅力を伝えられるかなあ」

「福祉と表現のこと、誰かに相談してみたい! 話をきいてみたい!」

福島県内の障がいのある方の表現活動を支援するご家族や施設職員、また関心のある方を対象に、「福祉と表現」をテーマとした研修会「cento-シエント- 福祉と表現にまつわる研修会」を開催します。

全 3 回のオンライン研修会では、全国で先進的かつ丁寧に現場で活動を行う方々に講師としてご参加いただきます。また、シエントでは双方向のやりとりを意識した「ワークの時間」や、閉会後の「交流タイム」を設けます。コロナ禍でつながりをつくりにくい現状でも全国のみなさんとつながることができる機会の一つになれればと考えています。

「cento(シエント)」は、イタリア語で「100」。日本語の「支援と」という言葉の響きとも重なります。本事業が、たくさんの人と思いが集まって寛容で創造的な社会をつくっていくためのひとつの切り口となることを願います。


予約方法:申し込みフォーム、またはメールにてお申し込みください。

■申し込みフォームの場合

こちらよりお申し込みください。

■メールの場合

「①参加希望の研修会 ②氏名 ③所属 ④メールアドレス ⑤連絡先(携帯電話番号など) ⑥参加人数 ⑦当日接続するパソコンやスマートフォンなどの台数 ⑧どんなことを知りたいか・どんな話を聞きたいかなどのリクエスト(あれば) ⑨お住まいの都道府県 ⑩手話通訳などの情報保障の希望」をはじまりの美術館(otoiawase@hajimari-ac.com)までメールにてお申し込みください。

※はじまりの美術館からの返信をもって申し込み完了となります。1週間以内に返信がない場合ははじまりの美術館へお電話等でお問い合わせください。


■cento -シエント-1 自分たちの活動の現在地を知る

日時:2022年1月20日(木) 13:00〜15:00
講師:板垣 崇志(しゃかいのくすり研究所・るんびにい美術館アートディレクター)

「障害のある方との表現活動」とは、そもそも、どういうことなのでしょうか。また、それを支援したりサポートしたりするということはどういうことなのでしょうか。岩手県を拠点に活動をする板垣さんと一緒に、考えていきます。

 

■cento -シエント- 2 地域の中で活動を紡いでいく

日時:2022 年 2 月 17 日(木)13:00〜15:00
講師:高野 賢二、朝比奈 益代(クラフト工房 La Mano)

「クラフト⼯房 La Mano」は、東京都町⽥市の古⺠家で染めや織り、アトリエ(アート)、畑での活動などを⾏なっています。丁寧に紡がれるメンバーのみなさんとの関わりや⽇々の活動について、また地域の中での活動の展開やネットワークづくりなどについて、お話を伺います。



■cento -シエント-3 表現や魅力を製品などにして伝える

日時:2022 年 3 月 17 日(木)13:00〜15:00
講師:宮本 恵美、渡邊早葉(工房 集)

「工房 集」は、埼玉県川口市の福祉施設であり、社会福祉法人みぬま福祉会を利用するメンバーの表現を社会につなげるための活動拠点。今回は、表現をもとに製品を開発したことについてのお話を中心に、様々なエピソードやポイント、大切にしていることなどを伺います。


講師プロフィール


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・板垣 崇志(いたがき たかし)
 しゃかいのくすり研究所代表、るんびにい美術館アートディレクター

脳の認知機能の研究から美術に転向した大学時代を経て、1998年に障害者支援施設ルンビニー苑に出会う。そこで暮らす方たちの豊かな人間性と造形作品に衝撃を受け、以後様々な福祉施設などで障害のある人の造形表現のサポートに取り組む。同苑の運営法人による〈るんびにい美術館〉設立計画に携わり、2007年の開館と共に同館アートディレクター。2016年から知的障害のある人が講師となって学校などを訪れる〈であい授業プロジェクト〉を企画。これをモデルとした出前授業を日本各地に広げる取り組みをおこなう。こうした活動を通じて「社会はそれを構成する人の〈表現〉の集積体である」という視点を得る。人間の〈表現〉を基点にその動態を分析し、社会課題を解きほぐす道を探究する〈しゃかいのくすり研究所〉を2020年に設立、同代表。株式会社ワコムが「アート・学び・テクノロジー」の振興のため2021年に設立した〈一般社団法人Connected Ink Village〉理事。好きな音楽家はエレファントカシマシ。

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・高野 賢二(たかの けんじ)
 クラフト工房 La Mano施設長

1976年生まれ。福島県出身。学生時代に東京で染色を学ぶ。2000年クラフト工房入社。染色担当の指導員として染色の技術を生かし、障がいのある人たちとの物づくりを模索。メンバーの絵を使った手ぬぐいや藍染の鯉のぼりを企画、また、外部との共同のモノづくりを進める。2006年にはアトリエ(アート活動)を始動し、アートを仕事に取り入れる。アート・クラフト・デザインの融合した商品制作に力を入れる。

・朝比奈 益代(あさひな ますよ)
 クラフト工房 La Mano

美術大学で絵画を専攻し卒業後は様々な仕事をしたが、自然素材やクラフトに興味があったことからクラフト工房La Manoと出会った。2006年に開設されたアトリエ(アート活動)を立ち上げ当初から担当している。それぞれの方の制作の移り変わりや成長を見てきている。

■クラフト工房LaMano について
1992年に障がいのある人たちが生き生きと働ける場として設立。名称の“La Mano”とはスペイン語で「手」を意味しており、施設の設立時に、障がいのある人たちの仕事として、手による物づくりをおこなって行こうという思いから名付けられました。工房では、藍染や草木染などの天然染料で木綿や麻、シルクなどの天然繊維を使って、織り、染め、刺繍、絞りなどの商品を企画製造販売している他、デザイナーや他ブランドとの企画商品なども手掛けています。2006年からはアート部門「アトリエ」を開始し、原画の展示や商品のデザインに取り入れるなどユニークで個性豊かな作品や商品が生まれています。

【受賞歴】
2015 ソーシャルプロダクツ・アワードにてソーシャルプロダクツ賞を受賞
2016‐2017Good Job Awardにて準大賞を受賞

【団体名称】クラフト工房LaMano
【住所】東京都町田市金井 5−14−18
【tel/fax】042−736−1455
【HP】http://www.la-mano.jp/

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・宮本恵美(みやもと めぐみ)
 社会福祉法人みぬま福祉会工房集管理者
 埼玉県障害者芸術文化活動支援センター「アートセンター集」センター長

2002年地域に開かれた施設づくりをコンセプトにしたギャラリーを併せ持つアトリエ「工房集」の立ち上げに関わる。障害のある人の表現活動を仕事と位置づける事業を展開し、新たな価値を創造することで社会と繋ぐサポートをしている。
また、2009年より障害者の芸術活動を積極的に推進している埼玉県障害者アートフェスティバル実行委員を務め、埼玉県障害者アート企画展の運営に関わる。2016年県内福祉施設職員らと埼玉県障害者アートネットワークTAMAP±0(タマッププラマイゼロ)を構築し、県内の表現の多彩な魅力を発掘・発信を行っている。

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・渡邊早葉(わたなべ さよ)
 社会福祉法人みぬま福祉会工房集スタッフ

大学卒業後コピー機器メーカーに就職し営業職に就く。1年間イギリスの障害者入所施設でのボランティア活動を経て、2008年社会福祉法人みぬま福祉会工房集に入職。絵画や刺繍など表現活動の支援や展覧会の企画出展、グッズ製作やオンラインショップの運営などを担当。


シエント 2020 参加者からの声

・様々な角度から福祉と表現について学べました!

・参加するごとに進行具合もわかってきて、リラックスして聞くことができました。オンライン配信ということもあり、会社での理解も得られました。資料を後で送っていただけるのも大変勉強になりました。

・連続で参加したことで、自分の中に アンテナをたくさん立てることができた気がします。

・オンラインでの研修は初めてでしたが、コロナになって数少ない良かった副産物という気がします。遠い他県の事業所さんなどのお話が聞けて貴重な機会だったと思います。

・たくさんの学びと気づきをいただけたことに心からの感謝を込めて。今後の活動にいかすとともに、周りの人に還元していきたいと思います。

※昨年のレポートはこちらから(PDF7ページ目より)


お申し込み・お問い合わせ:
社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館

TEL:0242-62-3454(10:00-18:00 ※火曜休館)
E - mail:otoiawase@hajimari-ac.com