はじまりの美術館 開館10周年企画 トークシリーズ 「てんでバラバラ 〜はじまりあれこれ、あちこちはじまり〜」
2024年5月〜12月
会場:はじまりの美術館 ohaco cafe
(福島県耶麻郡猪苗代町新町4873)
※会場限定、オンライン配信は行いません。
参加費:1,000円
(はじまりの美術館年間パスポート提示で500円)
定員:20名(予約優先)
主催:社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館
はじまりの美術館は2024年6月1日に開館10周年を迎えます。
そこで、これまでを振り返りながら、この先を考える全10回のトークシリーズ「てんでバラバラ 〜はじまりあれこれ、あちこちはじまり〜」を開催いたします。はじまりの美術館ではこの10年、福祉やアートについてはもちろん、地域、食、教育、音楽、自然や子どもなどにまつわる、さまざまな企画やイベントを実施してきました。このトークシリーズでは、これまではじまりの美術館とご縁のあった方をゲストとしてお招きし、ゲストのみなさんのバラバラなジャンルにわたる活動をお伺いしつつ、はじまりの美術館のこれまでのあれこれ、そしてあちこちへ可能性のある、これからの行先を考えていきたいと思います。
会場に集まったみなさんともお話しながら、なにかひとつの答えを出すことを目指すのではなく、ゆるやかなおしゃべりの場になればと思います。
第0回……4月27日(土)15:00〜16:00
ゲスト:寄り合いメンバー
第1回……5月3日(金・祝)17:00〜18:30
ゲスト:鈴木励滋(演劇ライター)
テーマ:「これからの10年」
第2回……6月15日(土)17:00〜18:30
ゲスト:青木彬(インディペンデント・キュレーター/一般社団法人藝と)
テーマ:「ケアの視点/キュレーターの場づくり」
第3回……6月29日(土)17:00〜18:30
ゲスト:山下完和(やまなみ工房 施設長)
テーマ:「お題でポン! ー山下さんと岡部さんに聞いてみようー」
第4回……8月10日(土)17:00〜18:30 ※手話通訳がつきます
ゲスト:中田一会(きてん企画室 代表/マガジンハウス〈こここ〉編集長)
テーマ:「機転をきかせて起点をつくる」
第5回……9月14日(土)17:00〜18:30
ゲスト:奥山理子(みずのき美術館キュレーター、SW/ACディレクター)
テーマ:「ままどおると八ツ橋をもって〜障害福祉事業で美術館をはじめた話〜」
第6回……9月21日(土)17:00〜18:30
ゲスト:猪瀬浩平(見沼田んぼ福祉農園事務局長/明治学院大学教授/文化人類学者)
テーマ:「この10年、あの10年 ーはじまりのあとさきー」
第7回……10月5日(土)17:00〜18:30
ゲスト:三富章恵(NPO法人アーツセンターあきた 事務局長)
テーマ:出張カタルバーinはじまりの美術館「すべての人に場をひらく ―スケーターもクレーマーも―」
第8回……11月23日(土・祝)17:00〜18:30
ゲスト:馬場 泰(会津美術協会 会長)
テーマ:「ヘタでいい、ヘタがいい」
第9回……12月6日(金)19:00〜20:30
ゲスト:友廣裕一(合同会社シーベジタブル共同代表)
テーマ:(調整中)
第10回……12月21日(土)17:00〜18:30
ゲスト:寄り合いメンバー
テーマ:(調整中)
申込方法
参加ご希望の方は
電話 (0242-62-3454)または、メール(otoiawase@hajimari-ac.com)にてお申し込み下さい。メールの場合は以下の項目をご記入ください。
1、お名前(よみがな)
2、メールアドレス
3、携帯電話番号(当日連絡先)
4、参加される方の人数
(お子様が参加される際は、年齢をご記入ください。)
5、当日配慮してほしいことなどあればお知らせください
※はじまりの美術館からの返信をもって申し込み完了となります。1週間以内に返信がない場合ははじまりの美術館へお電話等でお問い合わせください。
※定員になり次第、締め切らせていただきます。
※申し込み時にご記入いただいた個人情報はイベント実施のために使用し、それ以外の目的で使用することはありません。
ゲストプロフィール
■第1回……5月3日(金・祝)17:00〜18:30
ゲスト:鈴木励滋(すずき・れいじ)
(演劇ライター)
1973年3月群馬県高崎市生まれ。1997年から2024年まで、生活介護事業所カプカプ所長を務める。演劇に関しては『埼玉アーツシアター通信』『げきぴあ』劇団ハイバイのツアーパンフレットなどに書いている。『生きるための試行 エイブル ・アートの実験』(フィルムアート社、2010年)にも寄稿。師匠の栗原彬(政治社会学)との対談が『ソーシャルアート 障害のある人とアートで社会を変える』(学芸出版社、2016年)に掲載された。先日、「開店25周年」を無事に済まし、カプカプを離れた鈴木夫妻。「この先、また別の場を創ってみたい」と、同じように人をつないだり、生きづらさを緩めたり、いろんな人を肯定しようとしたりしている仲間たちに会って回り、次の構想を練ろうという旅を行なっている。はじまりの美術館との関わりでは、トークイベント「福祉とアートは類似しているか!?」( https://youtu.be/L6D5RwAa4-Q )登壇のほか、企画展「えらぶん・のこすん・つなげるん」にて記録集へ寄稿を行なった。
■第2回……6月15日(土)17:00〜18:30
photo by comuramai
ゲスト:青木彬(あおき・あきら)
(インディペンデント・キュレーター/一般社団法人藝と)
1989年東京都生まれ。東京都立大学インダストリアルアートコース卒業。アートを「よりよく生きるための術」と捉え、アーティストや企業、自治体と協働して様々なアートプロジェクトを企画している。近年は社会福祉とアートの接点を模索しながら実践を重ねるほか、セツルメント運動に関する調査を行なう。これまでの主な活動に「黄金町バザール2017 Double Façade 他者と出会うための複数の方法」(横浜市,2017)アシスタントキュレーター、社会的擁護下にあるこどもたちとアーティストをつなぐ「dear Me」プロジェクト(AIT,2017〜2020)企画制作、まちを学びの場に見立てる「ファンタジア!ファンタジア!─生き方がかたちになったまち─」(墨田区,2018~)ディレクターなどがある。『素が出るワークショップ』(学芸出版)編著。
■第3回……6月29日(土)17:00〜18:30
ゲスト:山下完和(やました・まさと)
(やまなみ工房 施設長)
1967生まれ。三重県伊賀市在住 社会福祉法人やまなみ会 やまなみ工房施設長。高校卒業後、様々な職種を経た後、1989年5月から、障害者無認可作業所「やまなみ共同作業所」に支援員として勤務。その後1990年に「アトリエころぼっくる」を立ち上げ、互いの信頼関係を大切に、一人ひとりの思いやペースに沿って、伸びやかに、個性豊かに自分らしく生きる事を目的に様々な表現活動に取り組む。
2008年5月からはやまなみ工房の施設長に就任し現在に至る。
■第4回……8月10日(土)17:00〜18:30 ※手話通訳がつきます
ゲスト:中田一会(なかた・かずえ)
(きてん企画室 代表/マガジンハウス〈こここ〉編集長)
1984年東京生まれ。千葉在住。武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、IT関連出版社、(株)ロフトワーク、(公財)東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京で広報PR・事業担当として勤務。2018年に独立し、“機転をきかせて起点をつくる”個人事務所〈きてん企画室〉を設立。文化・デザイン・地域・福祉領域のコミュニケーション活動に伴走。2021年4月、(株)マガジンハウスにてウェブメディア〈こここ〉を創刊。「個と個で一緒にできること」を合言葉に、福祉をたずねるクリエイティブマガジンの編集長を務める。その他、日記レーベル〈きぐう編集室〉を主宰したり、まちと遊ぶユニット〈TMPR〉にて体験型作品を制作したりと、好奇心に身を任せて活動中。
■第5回……9月14日(土)17:00〜18:30
ゲスト:奥山理子(おくやま・りこ)
(みずのき美術館キュレーター、SW/ACディレクター)
1986年、京都府生まれ。母が、絵画活動で注目された社会福祉法人松花苑みずのきの施設長に就任したことに伴い、12歳より休日をみずのきで過ごす。2007年以降の同法人主催のアートプロジェクトや、農園活動にボランティアで従事した後、2012年、みずのき美術館の立ち上げに携わり、以降企画運営を担う。2万点を越える所蔵作品のアーカイブ、アール・ブリュットの考察、社会的支援を必要とする人たちとのアートプロジェクトなど、企画は多岐に渡る。アーツカウンシル東京「TURN」コーディネーター(2015-2018)を経て、HAPSの相談事業「Social Work / Art Conference(SW/AC)」ディレクターに就任。東京藝術大学Diversity on the Arts Project非常勤講師。京都市芸術新人賞受賞(2024)。
■第6回……9月21日(土)17:00〜18:30
ゲスト:猪瀬浩平(いのせ・こうへい)
(見沼田んぼ福祉農園事務局長/明治学院大学教授/文化人類学者)
1978年埼玉県生まれ。明治学院大学教養教育センター教授。専門は文化人類学、ボランティア学。1999年の開園以来、見沼田んぼ福祉農園の活動に巻き込まれ、様々な役割を背負いながら今に至る。著書に、『むらと原発―窪川原発を計画をもみ消した四万十の人びと』(農山漁村文化協会)、『分解者たち――見沼田んぼのほとりを生きる』(生活書院)、『ボランティアってなんだっけ?』(岩波ブックレット)、『野生のしっそうーー障害、兄、人類学とともに』(ミシマ社)などがある。
■第7回……10月5日(土)17:00〜18:30
ゲスト:三富章恵(みとみ・ゆきえ)
(NPO法人アーツセンターあきた 事務局長)
静岡県生まれ。大学院で途上国支援を勉強した後、2006年より、独立行政法人国際交流基金に勤務し、東京およびマニラ(フィリピン)において青少年交流や芸術文化交流、海外における日本語教育の普及事業等に従事。
東日本大震災で被災経験をもつ高校生・大学生や児童養護施設に暮らす高校生のリーダーシップ研修や奨学事業を行う一般財団法人教育支援グローバル基金での勤務を経て、2018年4月より現職。
■第8回……11月23日(土・祝)17:00〜18:30
ゲスト:馬場 泰(ばば・やすし)
(会津美術協会 会長)
1955年生まれ。福島県南会津郡南郷村(現・南会津町)出身、会津若松市在住。新潟大学教育学部を卒業後、教員として勤めながら制作を続け、発表はおもに二紀会展のほか、会津総合美術展、福島県総合美術展に出品。その作品は、自身の日常生活での思いや想像をモチーフにし、独特のイメージで具象化させカラフルな色彩で描かれている。会津地域各地の学校にも作品を寄贈し、見ることができる。
現在は5つのこども園の絵画教室で年間500人ほどの幼児とふれあいを楽しんでいる。毎回、子どもらしい発想、豊かな色彩の絵に魅了されている。また、会津の若手作家を応援する「あいづアーティスト応援プロジェクト」やハガキサイズのアート展を企画・実施し、地域のお店や飲食店と、作家をつなぐ活動も行なっている。
馬場 泰さんからのメッセージ:
「歴史と文化の城下町である会津若松市が大好きです。ただ、あまり面白いまちとはいえません。面白いまちには人が集います。多くの方々が住んでいてよかった、移住したいと思えるまちになってほしいのです。会津若松市には残念ながら市立美術館や映画館などが無く、あまり面白いまちとはいえません。アートでまちを少しでも面白くしたいと思い、『あいづアーティスト応援プロジェクト』をささやかに実践中です。」
and more......
会場・お問い合わせ:
はじまりの美術館
〒969-3122
福島県耶麻郡猪苗代町新町4873
[TEL] 0242-62-3454
[FAX] 0242-23-8185
[E-mail] otoiawase@hajimari-ac.com
[WEB] https://hajimari-ac.com/