無意味、のようなもの
2018年4月14日 - 2018年7月16日
この展覧会は終了しました
一見意味のないように思える行動やその痕跡。
そういったものに出会うときあなたは、驚いたり、戸惑ったり、不快に思ったり、見てみぬふりをしたりしていないでしょうか。また、特定の行動を何度も繰り返したり、過剰ともいえるこだわりに執着している人がいたとしても、身近で接しているうちにだんだん気にとめなくなることも多いように思います。
しかし、無意味に思えるかもしれない行動や行為の裏には、実は大切な意味や伝えたいことがあり、それはその人のひとつの表現だったりするのではないでしょうか?
本展では、「意味があるのだろうか」と考えてしまう行為をしたり、作品を制作する作家をご紹介します。その表現は祈りのようなものもあれば、強いこだわりから生まれたもの、そして我々に考えさせるためのメッセージを込めたものなど様々です。
本展が、「無意味」のようなものについて考え、思いを巡らすきっかけになれば幸いです。
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会期:2018年4月14日(土)―2018年7月16日(月・祝)10:00~18:00
火曜休館(ただし5月1日(火)は開館)
出展作家 :今井さつき、けうけげん、酒井美穂子、三瓶沙弥香、田中偉一郎 、平野喜靖、福田尚代、吉田格也
会場:はじまりの美術館(福島県耶麻郡猪苗代町新町4873)
料金:一般500円、65歳以上250円、高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方および付添いの方(1名まで)無料
主催:社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館
協力: YELLOW、unico、クシノテラス、小出由紀子事務所、公益社団法人東北障がい者芸術支援機構、社会福祉法人グロー(GLOW)、社会福祉法人やまなみ会やまなみ工房
後援:福島県、福島県教育委員会、猪苗代町、猪苗代町教育委員会、あさかホスピタルグループ
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出展作家紹介
今井さつき《人間ノリ巻き》2013

けうけげん《架空芸人》2006〜

©クシノテラス
酒井美穂子《サッポロ一番しょうゆ味》1997〜
三瓶沙弥香《もちゃもちゃ》制作年不詳

田中偉一郎《板Phone》2014

平野喜靖《無題》2016

福田尚代《電話帳(偽事務員の仕事シリーズより)》1989-2018年
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©Naoyo Fukuda, courtesy Yukiko Koide Presents
吉田格也《自宅の庭に並ぶ水の入ったペットボトル》制作年不詳

展覧会関連イベント
①ギャラリートーク
4/14(土)、5/12(土)、6/9(土)、7/14(土)いずれも13:30―14:30
参加費無料・要入館料
美術館スタッフが本展の解説を行います。
②「あなたのこだわり教えてください!」(常設ワークショップ)
展覧会会期中、カフェスペースに「こだわり掲示板」を設置します。人から見ると無意味に思える、日頃こだわっていることや、ついやってしまう癖など教えてください。
③「人間ノリ巻き体験」
4月14日(土)〜16日(月)、17日(水)〜22日(日)
4月28日(土)〜5月6日(日)
*(開館中随時開催・要展覧会観覧料)
出展作家の今井さつきの作品「人間ノリ巻き」を体験できます。 希望者はノリ巻きに巻かれ、具材になり、メニューの一つになれます。
④公益社団法人東北障がい者芸術支援機構主催イベント
「櫛野展正トークイベント」
5月26日(土)15:00〜17:15 ※要予約
アウトサイダー・キュレーターである櫛野展正氏を招きトークイベントを開催します。
⑤田中偉一郎イベント「ストリート・メーカー」
7月8日(日)14:00〜16:00 募集人数:30名 ※要予約
あの線は、だれがひいた? あの壁は、だれが塗った? あの穴は、だれが空けた?
誰もがストリート・メーカーになる瞬間を撮影し、このまち全部の作者になってしまいましょう。
持ち物:カメラ(ケータイカメラレベルで十分です)
[会期中開催イベント]
5月13日(日)10:00〜16:00
「AIZU COFFEE TIME!2018」
6月10日(日) 10:00〜16:00
「はじまるしぇ〜よってらっしゃい!4周年記念祭」
展覧会記録集はこちらからお買い求めいただけます。