ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代 2022 「良い旅を」
2022年10月15日 - 2022年11月6日
この展覧会は終了しました
・開館時間 10:00~18:00
※火曜休館、最終日は16時閉館
・会場 はじまりの美術館(福島県耶麻郡猪苗代町新町4873)
・観覧料 一般[ 500円 ]、高校生以下[ 無料 ]、障がい者手帳をお持ちの方と付添の方(1名まで)[ 無料 ]
※本展では65歳以上の方の割引制度はございませんのでご注意ください。また、はじまりの美術館年間パスポートはご使用いただくことが可能です。
・参加アーティスト:赤井成彰、淺井裕介、浅野友理子、岩切章悟、大小島真木、傍嶋飛龍、ワィエダ兄弟(五十音順)
共催:ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代実行委員会、猪苗代町教育委員会、NPO 法人ウォールアートプロジェクト、社会福祉法人安積愛育園はじまりの美術館
助成:令和4年度福島県地域創生総合支援事業( サポート事業) 補助金
後援:猪苗代町、( 一社)猪苗代観光協会、福島民報社、福島民友新聞社
アートディレクター:
NPO法人ウォールアートプロジェクトおおくにあきこ
ウォールアートフェスティバルゆかりの作家たちが誘うさまざまな旅のカタチ。
パンデミックはたくさんの不幸をもたらして、いろいろなことが途絶えてしまったように見えました。STAY HOMEのかけ声のもと、親しい人同士、あるいは旅で出会った人同士が、離れてすごした時間はずいぶん長かったけれど。でも、私たちはちゃんとつながっていたし、これからもいっしょに歩いていくんだと思えたことは、ひとつ、素敵なことでした。
よかった、出会えていて。
よかった、もう一度ハグできて。
旅の途中で出会って、別れて、そしてまた出会い直す。そんな繰り返しは、私たちの人生そのものに思えてきます。
だから、今年のウォールアートフェスティバル(WAF)のテーマは「良い旅を」。
ここから彼の地へ。
過去から未来へ。
未来から過去へ。
世代から世代へバトンを受け渡していくこと。
壮大なタピストリーを編むように、じっくり、見定めながら。
今回の展示にはさまざまな形態の旅が仕込まれています.
取り壊されることが決まっていた学校で壁画を描き、その教室がカケラとなった「時間の旅」を伝える淺井裕介。
自分自身の人生の旅を高校生に伝え、万華鏡というミクロの宇宙の旅に誘う傍嶋飛龍。
文字通り、旅する「家」、モバイルハウスに暮らす赤井成彰。
創世の物語から太古の森、仮想未来へと、先住民ワルリ族独自の時空の旅を描いたワィエダ兄弟。
立ち止まることなく、旅を続ける6人と1組の作家が集っています。
はるかインドの地で始まり、猪苗代町でもいろいろな仕事、いろいろな立場で携わる実行委員たちがスクラムを組んで開催しているWAF。
この芸術祭もまた、壮大な旅を続けています。
描かれた壁画の中でワークショップをする猪苗代アートプロジェクトが立ち上がって2年目です。
この町では、誰もがアーティストになる可能性を秘めています。
誰もが旅の途中にいて、新しい出会いにワクワクしているのです。
この旅で出会えたことに祝福を!
NPO法人ウォールアートプロジェクト
おおくにあきこ
その他、アーティストトーク、ワークショップ、バジャール(お買い物エリア)などを予定しています。
出展作家紹介
赤井成彰「モバイルハウス展示にあたって」

生活冒険家・赤井成彰の動くおうち「トビー号」。猪苗代高校の生徒たちに「住みたい家」を描いてもらった様子も。
淺井裕介「壁画のカケラたち」

取り壊しとなった旧猪苗代中学校に2019年に描かれた「野生の合奏」の窓部分を切り取り、額装したものを中心に展示。3年前にみんなが通っていたときから、今に至るまでの「時間」を旅しよう。
浅野友理子「脈脈」

2021年、吾妻小学校に描いた「脈」。そののち、浅野友理子が今までに出会った植物の記憶を込めた絵画と版画を一挙公開。
岩切章悟「Buen viaje | 良い旅を」

翁島小学校をはじめ、巨大な壁画を次々に制作している岩切章悟がその世界観を濃密に描き出した「自由浮遊惑星」シリーズ。惑星となった動物たちが軌道からはずれた浮遊の旅へ誘う。
大小島真木「森臓(しんぞう)」

旧吾妻中学校で描いた「呼吸-Breathing-」は記憶に新しい。「世界は生命の絡まり合いからなる」と伝え続ける大小島真木。「森臓(しんぞう)」や「トーテム」シリーズなど立体作品群を展示。
傍嶋飛龍「龍夢万華鏡工房」

猪苗代高校全校生徒へ向けたレクチャーで「人生はアートだ」と伝えた傍嶋飛龍。絵画制作の傍ら、ライフワークとなった万華鏡は陶器製もあり独特。中を覗けば、その研ぎ澄まされた世界観に感嘆せずにおれない。
ワィエダ兄弟「ANCIENT FOREST-太古の森-」

2016年、インド先住民ワルリ族であるワィエダ兄弟が「猪苗代のワルリ画」を描いたことからWAF猪苗代の種が蒔かれた。命は誕生し、土へ還っていくというワルリ族の哲学に溢れる作品群。
お問合せ:猪苗代アートプロジェクト実行委員長 楠(くすのき)
waffinawashiro@gmail.com
090-5450-1217