2024.09.06
2024年春に、猪苗代小学校の芸術クラブの顧問の先生より、はじまりの美術館へ「大きな作品を描きたい」とご相談をいただきました。
先生と打ち合わせを重ねたり、はじまりの美術館に出かけて作品を鑑賞したりするなかで、芸術クラブの4名の子どもたちから「作品をつくって、みんなをびっくりさせたい!」という思いが生まれました。
2学期から、クラブ活動の4回で、作品の制作を行いました。
1回目の活動は、好きな「感覚」をみつけよう。
大きな絵の具をシャバシャバとしっかりシェイクするところからはじめ、パネルの上に自由に伸び伸びと絵の具を使っていきました。「ぽんぽん」「ビシャっ」「ころころ」「すい〜」っと……いろんな道具といろんないろの絵の具を使って、画面いっぱいに表現してみました。
2回目の活動は、好きな「かたち」をみつけよう。
カッティングシートにすきな形を描き、ハサミでチョキチョキときっていきました。シートに形をつくることで、シルエットが見えてきます。
また、「わくわく発表会」の看板の文字もつくりました。
3回目の活動は、好きな「せん」をみつけよう。
2回目の活動で作ったシートを作品の中に貼り、ポンポンと色を置くことで、形の線が浮かび上がってきました。また、パネルの上にころがって、芸術クラブのみなさんの身体の線をお互いなぞりました。
最終回では、仕上げとしてみんなで作品へサイン。
その後、作品を展示場所へ運んで作品を展示しました。
展示された作品をしっかり鑑賞し、作品のことを伝える「キャプション」を制作して、作品と一緒に掲示しました。
学校のエントランス部分で制作を行なっていたため、制作の途中もずっと「なにしてるの〜?」と学校のみなさんの注目の的でした。
猪苗代小学校、芸術クラブのみなさんの作品は、10月26日に保護者のみなさんや地域のみなさんに向けて行われる「学習発表会」にてお披露目されます!