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お知らせ

2018.01.27

【お知らせ】福島県障がい者芸術作品展 「きになる⇆ひょうげん 2017」審査結果発表

福島県障がい者芸術作品展 「きになる⇆ひょうげん 2017」の
審査結果を発表いたします。


★福島県知事賞

「できた その2」
安斎 純(あんざい じゅん) 
37歳(男)福島市
 


【評価コメント】
ひと目見て「なんだろう」と思わされる作品。平面とも、立体とも言えない造形。これは一枚の布に刺繍をしていったものである。作者が刺繍した糸と糸の間の余白部分が気になり、すべて刺繍で埋めていった集積が、もこもこと立体化してこの不思議な形を作り出した。他に類を見ない、まさに「きになる」作品である。
 
 
★きになる⇆ひょうげん賞 
「幡祭り」
障害児通所支援事業者 太陽
二本松市

【評価コメント】
二本松市の木幡の旗祭りをテーマに、障子紙に絵の具で思い思いの旗を作った作品。木幡の旗祭りの華やかな雰囲気をみなさんでよく捉えて、お一人お一人ではなくチームで制作された作品として、審査員全員で評価をした。
 

 
★審査員賞・日比野克彦賞★
「無題」
本間 桃子(ほんま ももこ) 
25歳(女)本宮市

【評価コメント】
市販の紙ガムテープやセロハンテープなどを、ひたすら巻き取って生まれた造形物。作者はその巻き取る行為がとても好きで、その結果生まれた作品。ガムテープは梱包などで「貼り付けるもの」という先入観があるが、巻き取る快感があると思う。それをやれてしまう羨ましさやジェラシーを感じる。

 
 
★審査員賞・川延安直賞★
「あじさい」
櫻林 健志(さくらばやし けんじ) 
32歳(男)いわき市

【評価コメント】
ビビットな美しい色調の花の絵。シンプルに描かれている花だが、細部までとても丁寧に色をつけられていて、見ている人が爽やかな気持ちになる絵だと感じる。ところどころ数字や文字が描かれているのも、きになる。

 
 
★審査員賞・岡部兼芳賞★

「無題」
佐藤 勝彦(さとう かつひこ)
15歳(男)郡山市

【評価コメント】
出かけたところの地図や、テレビの番組表を描いた作品。色とりどりに塗り分けられていて、色絵鉛筆やクーピーで描かれた表面が光っていたり、触ったりちぎって食べたりして紙の角がとれたりしているのが気になる。作者の行為と時間の積み重ねで生まれた表現である。

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入賞者は以上となります。

入選者は下記をご覧ください。
(1月29日 20:30更新 リストの中で不備がございました。お詫びして訂正させていただきます。)

(1月31日 16:45更新 一部の「名前・ペンネーム」に変更がございました。)