第8回福島県障がい者芸術作品展「きになる⇆ひょうげん2024」
2024年11月23日 - 2025年1月19日
この展覧会は終了しました
開館時間:10:00〜18:00(最終日1月19日は16:00閉館)
※火曜休館、12/30(月)〜1/3(金)年末年始休
※12/26(木)16:00閉館
会場:はじまりの美術館(福島県耶麻郡猪苗代町新町4873)
観覧料:無料
主催:福島県
このたび福島県では、第8回福島県障がい者芸術作品展「きになる⇆ひょうげん2024」を開催いたします。
今年で8回目となる本公募展は、「きになる」をひとつの基準に実施しております。
タイトルにある、「きになる」と「ひょうげん」のあいだにある「⇆」は、作る人、支える人、見つける人など、さまざまな関係性を表しています。作者の方、ご家族、学校の先生、福祉施設の方など、誰かの「きになる」から矢印がつながり、この場に集まりました。
「きになる」という気持ちには、さまざまなかたちのものがあります。そんな「きになる」気持ちを込めた表現には、見る人もなにか気になってしまう力があると思います。この作品展に来ていただいた皆さまにも、作品を通してきになる何かを見つけていただければ幸いです。
そして本展を通して、作者のことやどのように作品が生まれたのかを想像することで、「障がい」について改めて考えるきっかけになり、誰かと共有できる場になることを願います。
※新潟・福島・山形の3県は障がい者芸術活動推進に向けて連携して活動しております。本展でも新潟、山形で生まれた「きになる」作品を紹介いたします。
[受賞作品について]
福島県知事賞

《ぼくの365日》
藁谷 虎太郎(わらがや こたろう)
10歳(郡山市)
きになる⇆ひょうげん賞

《やつはし》
本田 正(ほんだ ただし)
45歳(須賀川市)
審査員賞・日比野克彦賞

《ちょっと噛みたい時もある》
舘 篤(たて あつし)
23歳(石川町)
審査員賞・川延安直賞

《かもん(家紋)》
《かめのえま・おふだ・おまもり・おかまさま・おそなえのお花(まつぼっくり)》
赤羽 好三郎(あかはね こうざぶろう)
7歳(南会津町)
審査員賞・川内有緒賞

《漢字練習》
尾形 朋宏(おがた ともひろ)
29歳(福島市)
審査員賞・岡部兼芳賞

《ズーボルテルテ君》
姉さん(あねさん)
67歳(三春町)
受賞作品の審査員評はこちらからご覧ください
第8回福島県障がい者芸術作品展 「きになる⇆ひょうげん 2024」審査結果
受賞・特選・入選一覧は下記よりPDFデータをダウンロードいただけます。
第8回 福島県障がい者芸術作品展「きになる⇆ひょうげん2024」入選者一覧
※ この他、開催期間中、来場者のみなさんに「きになる」作品に1票ずつご投票いただきます。1番得票の多かった作品を 「オーディエンス賞」として会期最終日に表彰する予定です。
[イベント]
・ギャラリートーク
日時:2024年11月23日(土)15:00〜15:30 ※予約不要
会場:はじまりの美術館(福島県耶麻郡猪苗代町新町4873)
第8回福島県障がい者芸術作品展「きになる⇆ひょうげん2024」の関連イベントとして、会期初日にギャラリートークを開催いたします。きになる⇆ひょうげん企画担当者(はじまりの美術館スタッフ)が、展覧会の概要や受賞作品を中心にご紹介いたします。ぜひみなさんもきになるひょうげんを見つけてみてください。
・トークイベント「きになるリベルテの取り組み」
日時:2024年12月7日(土)17:30〜19:00 (オンライン開催)
ゲスト:武捨和貴(NPO法人リベルテ理事長)
聞き手:小林竜也(はじまりの美術館)
長野県上田市で活動するNPO法人リベルテは、事業所内でのユニークな取り組みにとどまらず、地域の方々ともさまざまな活動を広げています。今回はNPO法人リベルテの理事長・武捨さんをお招きし、リベルテのことや地域での取り組みについてお話いただきます。
・きになる表現者たちの座談会
日時:2025年1月18日(土)13:30〜15:00
聞き手:武田 和恵(やまがたアートサポートセンターら・ら・ら)
定員:10名(要予約)
応募者の方を中心に参加者を募り座談会を開催します。
ゲストに、やまがたアートサポートセンターら・ら・らの武田さんをお招きします。山形県の取り組みなども紹介いただきつつ、表現や制作についての相談や悩みなどを語り合う時間になればと思います。

・トークイベント「きになる”審査員の見方”」
日時:2025年1月18日(土)19:00〜21:00 (オンライン開催)
登壇:日比野克彦、川延安直、川内有緒、岡部兼芳
4名の審査員の方々に今回の応募作品のエピソードや受賞作品、各審査員賞の作品について、それぞれ今年きになったことを審査講評を交えてお話いただきます。
・表彰式、受賞者トーク
日時:2025年1月19日(日)15:00〜16:00
「きになる表現者たちの座談会」参加ご希望の方は、はじまりの美術館まで、電話(0242-62-3454)または、
メール(otoiawase@hajimari-ac.com)にてお申し込みください。
メールで申し込みの際には下記をご記入ください。
1、参加者の名前
2、年齢
3、メールアドレス
4、連絡先(携帯電話番号)
5、参加しようと思った理由
6、配慮してほしいことなど(あれば)
※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
※申し込み締切:2025年1月10日(金)
[オーディエンス賞について]
ご来場いただいた方の投票でオーディエンス賞が決まります。
会場に「きになる木」を設置しますので、あなたが1番きになった作品を葉っぱに書いて投票してください!
[審査員紹介]

日比野克彦(美術家・東京藝術大学学長)
1958年岐阜県生まれ。東京藝術大学大学院修了。国内外で個展やパブリックアート・舞台美術など、多岐にわたる分野で活動中。2022年4月1日より現職。他の主な要職として、岐阜県美術館長、熊本市現代美術館長、日本サッカー協会社会貢献委員長を務める。

川延安直(福島県立博物館 専門員/一般社団法人会津地域文化芸術フォーラムアドバイザー)
1961年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術学修士修了。岡山県立美術館を経て、福島県立博物館学芸員、副館長を歴任。定年退職後、現在同館専門員。その他、一般社団法人会津地域文化藝術フォーラムアドバイザー、認定NPO法人はるなか理事長。

川内有緒(ノンフィクション作家)
アメリカ、フランス、日本を転々としながら12年間国際協力分野で働いた後に、フリーランスの物書きに。評伝、旅行記、エッセイなどを執筆し、著作に『パリでメシを食う。』『空をゆく巨人』『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』ほか。

岡部兼芳(社会福祉法人安積愛育園 理事・マネージャー/はじまりの美術館館長)
1974年福島県生まれ。福祉作業所の支援員・中学校教員を経て、2003年社会福祉法人安積愛育園に入職。知的に障がいのある利用者の創作活動支援プロジェクト「unico(ウーニコ)」に携わる。2014年はじまりの美術館開館より現職。
[イベントゲスト紹介]

武捨 和貴(むしゃ・かずたか)
特定非営利活動法人リベルテ代表理事/リベルテゲームの会副代表
1982年長野県生まれ。(福)かりがね福祉会「風の工房」に8年勤務。2013年NPO法人リベルテを設立。21年から福祉施設と地域の境界線を曖昧にする「路地の開き」する取り組みを始める。同企画で22年は仮装し街中を歩きドライフラワーを配る「パレード」、23年はメンバーの視点から街を読み返す「街歩き」を実施。そして24年は福祉施設を災害・有事の「避難所」に見立て、何を準備したら良いか「練習する」取り組みを試行中。妻と子2人、猫の3人と1匹暮らし。

武田 和恵(たけだ・かずえ)
福祉とアートのコーディネーター
山形市生まれ。東北芸術工科大学卒業後、山形市内の福祉事業所に9年勤務、2012年から一般財団法人たんぽぽの家、NPO法人エイブル・アート・ジャパンの東日本復興支援プロジェクト東北事務局にて、障がいのある人の芸術活動支援事業に携わる。2018年より、やまがたアートサポートセンターコーディネーターに従事。2023年より天童市を拠点に「一般社団法人こねる」を設立し、多様な人が寄り合う場づくり「アトリエこねる」を始動。

主催:福島県
本事業に関するお問い合わせ:
社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館
〒969-3122 福島県耶麻郡猪苗代町新町4873
TEL:0242-62-3454
FAX:0242-23-8185
E-mail:otoiawase@hajimari-ac.com
会場へのアクセス:
はじまりの美術館
〒969-3122
福島県耶麻郡猪苗代町新町4873
猪苗代駅より徒歩25 分、タクシーで5 分。猪苗代磐梯高原IC より車で一般道12 分。バスの方は、JR猪苗代駅バス乗り場より、裏磐梯方面行きまたは中ノ沢方面行きの会津バスに乗車→「バスセンター」下車(徒歩3分)。
会津バスの時刻表や詳細は、ホームページよりご覧ください。
会津バス時刻表
駐車場は美術館西側に15台。
冬季は美術館東側は積雪のため入館・駐車ができないためご注意ください。
初めてご来館の方はこちらもご覧ください。